多治見の家~通り土間のある終の棲家(リノベーション)

2018 岐阜県多治見市

木造 平屋+通り土間

古民家リノベーション

窯業の街、岐阜県多治見市。小さな工場のある小さな町の一角。ご夫婦2人だけの終の棲家。築60年ほどのご主人の実家のリノベーション。平屋の瓦屋根がとても美しいプロポーションをしていたため、正面はこれを引き立てるようなデザインとした。多治見は暑くて寒い気候。そのため、南側の広縁として使われていたスペースを土間空間とし、冬に過ごす空間を小さくし、夏は土間まで開けて風を通す、冬も夏も快適に過ごせるようなプランを提案した。また、将来は小さな小料理屋さんを開きたいとのこと。そこで玄関から路地空間を作り、客間と化粧室へダイレクトにアプローチできるような構成となっている。また、LDK、寝室、浴室、トイレと回遊性を持たせ、建具で仕切るワンルームタイプの構成。各部屋間の温度は均一に感じられるため、ストレスレスに生活できる。